インターン体験記 マイク納めを見学して
   町田市議会議員 吉田つとむ    2002/3/3
村上 直子  
主要研究項目
 マイク納めを見学して (2002・2・23)
 記 事

◎ 村上さん
 2月23日夕方19:00、成瀬駅南口にて行われたマイク納めを見学した。この日は投票日前日であり、マイクを通じて町田市民に挨拶ができる最後の1時間である。このマイク納めの見所は、たくさん人が行き交う駅前という場所で吉田さんがどのような演説をするのか?ライバル陣営の選挙事務所を前にしてどういった行動を取るのか?また、吉田さんのライバル候補はどのような反応を取るのか?ということだ。土曜日の夕方19:00というのは最も忙しい時間であると言うことができるだろう。その中で、どれだけの応援者が集まってくるのかということも、とても興味深い。
● 吉田
市議選の一週間の最終日、これが2月23日(土)でした。
 選挙戦と言うものは、地元に始まり、地元に終わる! これが選挙の常道ではないでしょうか。もちろん、そうだなければ落選するというわけではないでしょうが、党派を越えて「地元びいき」は選挙に欠かせない基本だと感じました。成瀬駅南口は私の駅だ!という気構えが、この選挙戦を通じて一層強まりました。
 選挙の開始である出陣式(街頭で行うものは、通常、第一声といわれています)を駅前で行い、打ち上げ(マイク納め)儀式もやはり駅前で行っています。事務所でのスタートでないため、乾杯(以前はお酒で,最近はお茶)の儀式も行わない内容でした。村上さんであれば、戦術は「状況優先が吉田流」と言う考えをすぐに理解できると思います。
 ともかく今回は、選挙戦のスタートに地元自治会の役員さんが大挙して不在、ということから始まりました。そうした状況で、出陣をするのは芳しくない!と言う判断を皆さんに示し、夕方に出陣式と言うスタートを行いました。週末の夜に「出陣」したのは、町田市長・市議選の全陣営で吉田つとむだけではないでしょうか。

◎ 村上さん
 私が吉田さんの演説を聞くのは初めてである。新春の集いやその他の会合にはインターン生として参加したことはあったが、そこで吉田さんが述べるのは「挨拶」であり、今回のマイク納めは、後援者の方々を前にした市議会議員候補者の「演説」として区別しなければならない。これに関して、吉田さん自身もはっきりと区別している。では、両者は何が異なるのか?私の考えでは吉田さんの気持ちの問題だと感じた。「挨拶」ではその中に吉田さんの後援者に対する感謝の意が感じられた。しかし、今回の「演説」では、その感謝に加え、強い意気込みが込められていたように思う。それはたくさんの聴衆を前にして選挙戦の手応えを感じてもなお、最後まで力を抜かないという、吉田さんのその行動にも表れていた。毎朝の駅頭演説を繰り返し変化したその声も、最後により一層力が込められていたように感じた。
● 吉田
 吉田つとむの議員インターン生で、もっとも有名な人が村上直子さんです。その村上さんは、今までにインターネットを通じていろんな文章を書いてきましたが、実際に吉田の早朝街頭行動の見学をしたことが一度もありませんでした。吉田つとむと言うと、インターネットと言う感じが強すぎるのかもしれません。(実は、吉田の街頭演説を聞いたことがあるのは、服部高宏さんのみでした)
 本来であれば、今回の選挙戦に深く関わる予定でしたが、事情があって、今回の選挙戦では直接参加の機会がほとんどなく、この最終日が最初の参加日でした。村上さんは、そうした経過で、吉田の演説を議会質問以外で始めて聞くことになりました。(追記:ただし、村上さんは、自分が選挙に参加できないことを見越して、3名の学生ウグイス嬢の手配してくれました)
 ここでは、話の内容について書いてくれると思いましたが、そうした記述が全くありません。吉田のパンフレット作りを一緒に行った村上さんは、演説内容がそのパンフレットの中身を集約しものであったと判断したのでしょう。上記のように、口調や意気込みに関する記述に終始しています。インターン生から、あまり良く書かれると落ち着かない面もあります。しかし、今回の最終演説は、後援者の皆さんと地元住民の皆さんに、安定感と力(強さ)を感じさせた可能性は自分でも感じています。

◎ 村上さん
 この演説で忘れてはならないのは、後援会の方々の存在であろう。集まってくださった方々は気付いただろうか?1時間も前から演説のために場所取りをしていた方の存在や、梯子の上に取り付けられた照明、そして、車の行き交う駅前通りの交通整理をしていた後援者の存在。これら、たくさんの支援を受けてのマイク納めは、私にとって、吉田つとむという議員は、どういう存在なのかを改めて実感できる経験となった。これ以外でも、事務所を守っていたとも言える奥さんの存在や、来訪者の対応、事務、内装や食事の用意など、後援者の支援があっての選挙戦と言えるのではないだろうか。言い換えれば、吉田さんはたくさんの方々の期待を受けていると言えるだろう。私もインターン生として、また、吉田つとむファンとしてこれからの吉田さんの行動に期待をしたい。吉田さん自身の政策をどう実現していくのか?委員会や議会ではどのようなスタンスを取るのか?町田の将来に対してどのように働きかけていくのか?これらの結果を楽しみにしている。
● 吉田
 政治家が、後援者の皆さんの無償の行為によって支えられることは紛れもないことであり、吉田つともむの場合も同様です。自分では時間一杯に各地を遊説に回り、マイク納めの舞台がセットされたところにしか到着しません。自分がまさに主役として登場するのですが、こうした舞台の背景描写をインターン生が記録に残してくれることは、なによりのことです。特に、今回は広い事務所が確保でき、設営自体に多大な準備を要したことも特徴でした。現実にその設営作業に関わった、新人インターン生に山梨紀子さんや,世田谷区議の山口議員&稲垣議員インターン生の体験記の見比べてください。この取り組みに比して、山梨さんの辛らつな記述(ファッションルーム設営部分)も、吉田は楽しく受け止めさせてもらいました。
 さー、選挙が終わりました。これからは、議会での活動です。
 世界一元気な都市 「まちだ」をめざして! 自立した産業・ビジネス都市へ!この政策でもって、これからの議会発言を開始します。